ご相談いただいた築30年の木造住宅は、廊下の床にビー玉を置くと転がりだしてしまうほど傾いていました。床がここまで傾いていると、通常のリノベーションでは対応できません。柱と梁の骨組みだけが残るスケルトンの状態まで解体する必要があり、基礎と土台部分も調整するフル・リノベーションをご提案しました。
階段の壁に格子をたくさん設置したことで、家の中の空気が動くようになり、とても喜んでいただいています。また、光が届くようになったので、暗くなりがちな階段も日中だったら電気を付けないでも登れるくらいの明るさが確保できました。
家の真ん中にあったピアノ教室のお部屋は、まわりの音も聞こえてくるし、実際ピアノの音もまわりにも聞こえてしまっていたため、ちょっと苦情がきたことも過去にありました。部屋として独立させたいというご希望で、一番端のお部屋にして、壁面などある程度の防音性能を持たせています。